阪神西宮駅北地区公民連携事業を契機に「全世代型防災士養成」 及び「国際基準の避難環境」の構築に関する提言
管理番号:00081320 公開:2026年04月22日
市民の声
1.災害時における避難所の環境について、避難を余儀なくされた市民の尊厳が守られるよう、国際的な基準(スフィア基準)の視点を取り入れるとともに、衛生環境や生活の質を向上させるため「トイレカー」や、温かい食事を提供する調理設備の導入、簡易ベッドの確保など、避難生活の負担軽減に配慮した環境を整備していただけることを願っています。
2.新中央図書館が人と防災未来センターの専門知見と市民をつなぐ「学びの場」となり、人と防災未来センターが有する震災の教訓や最新研究が図書館の活動を通じて市民に浸透し地域の防災力が向上するとともに、若者から高齢者までが人と防災未来センターの助言を受けながら共に学び助け合う「防災生活文化」の拠点が形成されることを願っています。
3.学生をはじめとする若い世代が防災士を志す際、その資格取得費用を公的に支援いただくことや、幼少期からの防災教育を深化させ、防災が特別な事柄ではなく、「日々の生活文化」として根付くことを願っています。
市の考え方
この度は「市民の声(市長への手紙)」に貴重なお声を寄せていただき誠にありがとうございました。いただきました「市民の声」について、本市としての考え方を下記のとおり回答いたします。
1.避難生活における生活の質の向上は、災害関連死の防止にもつながる重要な課題であると認識しております。
本市では、「人道憲章と人道対応に関する最低基準(スフィア基準)」に基づく避難所のトイレ基数(20人に1基)について、既設トイレの総数により基準を満たしております。
あわせて、簡易トイレの備蓄やマンホールトイレの整備も進めております。
また、居住スペース(1人当たり3.5㎡)についても、本市において最大の被害が想定される上町断層帯地震を想定した避難所生活者数に対応できるスペースを確保しております。
簡易ベッドや間仕切り等につきましては、避難所における環境改善の観点から、備蓄を進めているところです。
現時点では十分とは言えない部分もございますが、国の動向や新たな知見等も踏まえながら、引き続き充実に努めてまいります。
ご提案いただきました「トイレカー」の導入につきましては、市単独での保有には至っておりませんが、民間事業者とトイレトレーラーの供給やキッチンカーによる炊き出し等に関する災害時応援協定を締結し、災害時に活用できる体制を整えております。
今後も、市の備蓄の充実に加え、民間事業者との連携や国の制度の活用を図りながら、避難生活における良好な生活環境の確保に取り組んでまいります。
2.新中央図書館の運用にあたり、人と防災未来センターとの連携は現在予定しておりませんが、新中央図書館が、若者から高齢者まで防災について学べる場となるよう、検討してまいります。
いただいたご提案は貴重なご意見として受け止めさせていただきます。
3.本市では、市内の自主防災会等を支えるリーダーの育成を目的とした「西宮市自主防災会等リーダー育成事業補助金」を実施しております。
この補助金は、「ひょうご防災リーダー講座」または「防災士研修講座」を受講した者に対し、対象経費の一部を補助するものです。
大学生も補助の対象となっており、昨年度は大学生への交付実績がございます。
また、小学校や中学校での防災教育を通じて、防災が「日々の生活文化」として根付いていけるよう、尽力してまいります。
以上が本市の考え方となります。どうぞよろしくお願いいたします。引き続き市勢の発展にご協力いただけますと幸いです。
担当部署
防災危機管理課
ご提案1 対策企画チーム
ご提案2、3 啓発企画チーム
記事カテゴリ
防災・消防
受付日
2026年02月9日
公開日
2026年04月22日
注意事項
本ページの内容は受付日時点のものであり、現在の内容と異なる場合があります。
また、掲載にあたっては内容を要約しています。