にしのみや
市民の声の公開
市の課税誤りについて
管理番号:00112020 公開:2025年03月25日
市民の声
 令和6年10月に住民税の変更通知が届きました。不審に思ったため、どういう理由で変更されたのかを確認したところ、申告済みの報酬が重複して加算されていることがわかりました。前年も変更の通知が届いていたことを思い出し、そちらも確認してもらったところ、市は同じミスを犯していたことがわかりました。
 私はすべての収入を正しく申告しているにも関わらず、市が支払先について確認を怠り、またGoogle等で検索するなどの対応を行わなかった結果、重税を課されていたことになります。
 さらにミスについて2年越しで言われるまで気づかなかったことになります。そもそも、前年も同様の問い合わせをしており、その際は「我々がそんなミスをするわけがない」という思い上がりも甚だしい態度を取り、聞く耳を持たないやり取りをしたことを鮮明に覚えております。さらに、こちらが納付を渋る問題市民であるような扱いをして、非常に横柄な態度で執拗に納付を迫られました。当時誰が請け負ったのかも確認してください。
  また、先日も当初は同様の態度を取り、そんなはずはないと食い下がった私の指摘から、重大なミスが判明しております。にもかかわらず、ミスの指摘に関して、担当者からは、事の重大性を全く理解できていないのか、「申し訳ないです」という上辺だけの言葉で当初済まそうとしました。その点について私は厳しく指摘した上で、この担当者とやり取りしてもこれ以上は無駄であると感じ、上長に変わるように伝えました。
 しかしながら、受け取った係長も同様か、役職者であることを考えると輪をかけて酷く、同様の謝罪で済ませようとしたことを忘れておりません。役職者であるなら「申し訳ございません」くらい言えないのでしょうか?
 今回対応した市職員の態度は、いずれも職員以前に一人の社会人として理解しがたい態度であり、上長である係長に至っては、市が全面的に悪いということを受け入れないかのような発言をしており、擁護に徹してあらゆる非を少しでも軽減し、隠蔽を図ろうとしました。
  過払金の還付手続きにおいても、非常に不誠実な対応でした。
 そもそも市の処理誤りが原因であるならば、還付金の振り込み予定日などを事前に連絡してくるべきです。本件は当初は年末年始でのやり取りだったので猶更です。
 しかしながら、そういった連絡は事前に一切行わず、私がひとつひとつ指摘しないと応対できませんでした。この時点で窓口は前述の係長になったにもかかわらず、市民税課の人間としてはあるまじき杜撰さです。
  また、以後のやり取りをメールでするようになった後も、私の名前を異なる漢字で宛名にするなど、当事者意識のかけらもないような対応でした。当該係長ならびに最初に応対した課員、さらに病欠の際に代理で発信した別係長も、私が指摘するまで気づかなかったのは、もはや怒りを通り越して呆れました。
 他にも担当係長は、メール一つのやり取りでも1か月以上返信を行わず、遅れる場合の連絡もありませんでした。しびれを切らしてまたもや私が連絡しましたが、当初は目先にある昼休憩を優先する言動を発し、遅れた理由に対して「どうすればいいか分からなかった」と答え、役職者としての資質を問う発言を自らしております。
 組織的に根本的に悪いという認識が欠けているように受け取れます。今回重大なミスを引き起こしたのは係長ですが、市民税課を預かる課長にも少なからず監督責任があると考え、所属メンバー全てが西宮市職員として相応しいのかと疑念を抱かざるを得ません。
  一連のことについて、市はどのように受け止め、今後はどのように対応していくつもりなのか、見解を求めます。少なくとも、前年に対応した職員が誰だったのか、今後確実に見つける方法や、担当職員がどのような処分となるのか示してた上で、直近2年度で40億円もの財政赤字を引き起こしている自治体のお金に関係する部署の職員として、今後どういった振る舞いを行っていくのか、具体的な改善案を時系列に沿ってお話しください。
市の考え方
 この度は「市民の声(市長への手紙)」に貴重なお声を寄せていただき誠にありがとうございました。いただきました「市民の声」について、本市としての考え方を下記の通り回答いたします。

 このたびは、本市の課税誤り及び市民税課職員の応対について、不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ございませんでした。また、迅速な対応が出来なかったこと、メールのやりとりを行った際、お名前の表記を誤るという初歩的なミスを犯しており、ご指摘を受けるまで気づかないなど、度重なる不手際について心よりお詫び申し上げます。
 さらに、1か月以上返信も行わず、ほぼ全ての事象に対して、ご連絡とご指摘をいただかないと実践できなかったことについても重く受け止めております。

 本件については2ヶ年度に渡り、確定申告書の所得内訳に記載のあった支払者名及び収入金額が本市が入手した支払調書のものと異なっていたことのみを以って、誤って二重に計上しました。
その結果、本来の税額よりも多い税額で納税通知書を送付しておりました。支払金額や支払者名などが異なる場合でも、同一会社からの支払である場合もあることから、支払者の情報を確認すべきでした。さらに、ご指摘を受けるまで、2年にわたり市が課税誤りをしていたことに気付くことが出来ませんでした。大変申し訳ございません。

 まず前年にご連絡をいただいていたことについては、対応記録が残っておらず、申し訳ございませんが対応者についてはわかりかねます。
その上で応対につきまして、2年にわたり担当課員が横柄な態度で接したことについて大変失礼いたしました。本市側もミスがあったかもしれないと思い、内容確認等の対応をすべきことでした。ミスが判明した際も、まず率直に謝意が示せていなかったこと、大変失礼いたしました。謝るべきことは謝るべきことに対し、しっかりと態度で示せておりませんでした。さらに少しでも当課の責任を軽減するための弁明を取ろうとしたことについても、事の重大性の理解が著しく不足しておりました。

 また、還付手続きに関しまして、本市のミスが原因であるにも関わらず、還付までに至る流れ(還付通知後、還付先口座を教えていただいた後の振り込みまでのスケジュール)をあらかじめお知らせが出来ておらず、不安にさせてしまい申し訳ございませんでした。案内が不十分であったため、還付先口座をご記入いただいた用紙が届いたときに、還付予定日をお伝えすべきでした。にもかかわらず、還付金の入金に関しては本市の示すスケジュールを押し付けており、全てこちらの不手際に起因しているにもかかわらず不快に不快を重ねた対応になってしまったと考えております。
 
 今後の同様のケースにおいて、少しでも疑義があるものについては、本人へ照会するなどを徹底し、適正な処理に努めてまいります。内容の疑義等を受けた際は、記録簿等へその旨を記載するよう対応いたします。
 処分につきましては、本件について人事当局に報告を行い、事前に見解を確認しました。
その結果、今回は懲戒処分などにはあたらず、課内での厳重注意が妥当ということでした。それを受け、本件の関係職員に対しては、発端となった課税資料の処理について抜本的な見直しを行い、同様のことが再発しないように指導を徹底するとともに、社会人として、迅速かつ誠実な対応を心がけるよう強く注意させていただきました。
今回の処分は、そのような内容ではありますが、同様のことが再発した場合には、より厳しい処分を受けるものと想定したうえで、今後の業務に取り組んでいく所存です。
また、ご指摘のあった、市の財政状況も踏まえ、市の歳入の根幹とも言える税を取り扱う組織として、管理職も含めた職員の資質の向上に努めてまいります。
また本市の対応に至らぬ点がございましたら、ご指摘いただければ幸いです。

この度はご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。

西宮市財務局税務部市民税課 課長 下野

以上が本市の考え方となります。どうぞよろしくお願いいたします。引き続き市勢の発展にご協力いただけますと幸いです。
担当部署
市民税課
記事カテゴリ
税金・財政
受付日
2025年02月28日
公開日
2025年03月25日
注意事項
本ページの内容は受付日時点のものであり、現在の内容と異なる場合があります。
また、掲載にあたっては内容を要約しています。