にしのみや
市民の声の公開
フレンテ西宮商業床の保有方針・外郭団体ガバナンスに関する再度の説明要請
管理番号:00172010 公開:2026年07月27日
市民の声
平素より市政運営にご尽力いただき、深く敬意を表します。
この度、フレンテ西宮の商業床売却提案に対する商工課からの回答を拝見しました。しかし、回答内容には以下の点で重大な説明不足があり、市としての判断基準・財政的影響・ガバナンスの在り方が市民に明確に示されていないと考えます。

つきましては、市長に対し、以下の点について具体的な説明を求めます。

■【1. “将来負担と保有リスク”の具体的内訳が示されていない】
商工課回答では「将来負担と保有リスクが課題」とされていますが、
以下の情報が欠落しています。

・将来負担の金額試算(修繕費・更新費・空室リスク等)
・保有継続した場合の20年スパンの財政影響
・売却した場合の財政効果(売却益・維持費削減額)
・市が保有するメリット・デメリットの定量比較

市民としては、“何を根拠に保有継続の適否を判断するのか”が分からず、政策判断の透明性が確保されていません。
市長として、判断基準と数値根拠を明示いただきたいと考えます。

■【2. 賃料増額交渉の具体的な目標値・交渉方針が不明確】
回答では「賃料の増額交渉を進める」とありますが、

・どの程度の増額を目標としているのか
・近隣商業施設との賃料比較
・交渉が不調に終わった場合の代替案
・更新時期(令和9年度)までのスケジュール

これらが示されていません。
“増額交渉を進める”という抽象表現では、市の本気度や財政改善効果が判断できません。

■【3. 西宮都市管理株式会社(市出資35%)のガバナンス問題が未整理】
回答では「外郭団体として位置付け、見直し方針に基づき検討する」とありますが、以下が不明です。

・市出資35%で筆頭株主であるにもかかわらず、経営への関与の実態
・フレンテ西宮の経営状況(収支・テナント構成・空室率)
・市が保有する商業床と外郭団体の経営が一体であることによるリスク
・見直し方針に基づく具体的な改革項目と期限

市民としては、外郭団体のガバナンスが曖昧なまま市有資産を保有し続けることこそ最大のリスクと考えます。

■【4. “JR西宮駅前のにぎわい創出”の効果検証が示されていない】
フレンテ西宮が駅前活性化に寄与しているとされていますが、

・来館者数の推移
・テナント稼働率
・駅前商業集積との比較
・市が保有する商業床がにぎわい創出にどの程度寄与しているのか

これらのデータが示されていません。
“重要な施設である”という抽象的評価では、市民は納得できません。

■【5. 市の財政健全化の観点からの優先順位が示されていない】
市は今後、公共施設の更新費用増大・人口減少・税収減少に直面します。
その中で、
・商業床保有は本当に市が担うべき役割なのか
・売却による財政改善効果はどの程度か
・他の公共施設更新との優先順位はどう整理されているのか

これらの説明が不可欠です。

■【市長に求めること】
つきましては、市長に対し以下の点を明確に示していただきたく存じます。

・ 商業床保有の「将来負担・保有リスク」の具体的数値
・ 売却した場合の財政効果の試算
・賃料増額交渉の目標値・交渉方針
・西宮都市管理株式会社のガバナンス改善計画
・フレンテ西宮のにぎわい創出効果のデータ

6. 市の財政健全化の観点からの優先順位付け

これらは、市民が市政を信頼し、誇りを持つために不可欠な情報です。
西宮市が将来に課題を先送りせず、責任の所在を明確にし、市民とともに前へ進むためにも、透明性の高い説明を求めます。

市長のご判断とご説明を心よりお願い申し上げます。

以上
市の考え方
この度は「市民の声(市長への手紙)」に貴重なお声を寄せていただき誠にありがとうございました。いただきました「市民の声」について、本市としての考え方を下記のとおり回答いたします。

1. 商業床保有の「将来負担・保有リスク」の具体的数値
フレンテ西宮の商業床保有の適否については、現在、庁内において多角的な視点から検討を進めております。
将来的な負担やリスクについても、この検討過程において精査している段階であり、現時点において定量的な数値をお示しすることは困難です。
本件については、適宜市議会への報告等を実施してまいります。

2. 売却した場合の財政効果の試算
現在は保有の適否そのものを検討している段階であるため、
売却を前提とした試算値についても、公表できる段階にございません。
検討の進捗に合わせ、適切な時期に説明を行ってまいります。

3. 賃料増額交渉の目標値・交渉方針
商業床の貸付契約が令和9年度に更新時期を迎えることを見据え、現在、賃料改定に向けた検討に着手しております。
現時点では、交渉に影響を及ぼす恐れがあるため、具体的な目標値や方針の公表は控えさせていただきますが、
適切に検討を進め、しかるべき時期に市議会へ報告してまいります。

4. 西宮都市管理株式会社のガバナンス改善計画
西宮都市管理株式会社の外郭団体としての位置付けやあり方については、現在見直しを検討中であり、
具体的な改革項目や実施期限を現時点でお示しすることは困難です。
なお、同社の経営状況(令和6年度決算)は、売上高 3億8,703万5,000円、当期純利益 1,938万3,000円となっております。

5. フレンテ西宮のにぎわい創出効果のデータ
市が商業床を保有することによる「にぎわい創出効果」を定量的に測定することは容易ではありませんが、
市が一定の床を所有し、施設の中核となるテナントの入居を確保することは、
施設の活性化に一定の役割を果たしているものと認識しております。

6. 市の財政健全化の観点からの優先順位付け
フレンテ西宮の商業床保有の継続については、本市の厳しい財政状況を十分に勘案し、
他の施策との優先順位も踏まえた上で、保有の適否を適切に判断してまいります。
当事案については、市議会等を通じて市民の皆様へ説明を行ってまいります。

この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
市政の運営にあたり、いただいたご意見を参考とさせていただきます。

以上が本市の考え方となります。どうぞよろしくお願いいたします。引き続き市勢の発展にご協力いただけますと幸いです。
担当部署
商工課
記事カテゴリ
その他
受付日
2026年05月11日
公開日
2026年07月27日
注意事項
本ページの内容は受付日時点のものであり、現在の内容と異なる場合があります。
また、掲載にあたっては内容を要約しています。