西宮市は、住みたい街ランキングでも上位にランクし、自然が豊かなエリアも近く、一方で大きなショッピングモールがあり、神戸や大阪にもアクセスしやすい、魅力的な街だと思います。
私自身も、就職を機に西宮市に住み始め、便利で住みやすいと感じ、結婚し、新居を構える際も、西宮市に住むことを提案しました。
また、私だけでなく、多くの働く若者世代が同じような魅力を感じて住み始める方もいるのではないかと思います。
ただ、一方で、共働きで子育てをするのには、西宮市独自の子育て政策はほとんどなく、残念な街だと感じています。
特に、共働き世代にとって、深刻なのは保育園の問題です。
西宮市のマンションの多いエリアや利便性の高いエリアの保育園の空きがなく、預けることができない状況です。
ニュースにもあった小規模保育施設の閉鎖も保育士確保が困難なのが、大きな原因のひとつにあると思います。そのため、子育て支援の政策のひとつとして、保育士の方が西宮市内の保育園等で働き続けたいと思えるような政策（特に、個人に還元されるもの。）が必要だと思います。
しかし、こういった西宮市独自の支援を行うのには、財源が必要かと思います。
現在、西宮市が行っているふるさと納税には、子育て支援に関するものがないかと思います。そのため、ふるさと納税として、子育て支援の内容を盛り込み、それを原資として独自の子育て支援政策を実施いただけないでしょうか。
子育て世代が定住することは、市としての持続可能な社会には、必要不可欠だと思います。

この度は「市民の声（市長への手紙）」に貴重なお声を寄せていただき誠にありがとうございました。いただきました「市民の声」について、本市としての考え方を下記の通り回答いたします。

ご指摘のとおり、当課においても、保育士等が西宮市内の保育園等で働きたい、働き続けたいと思って頂けるような施策が重要だと考えており、当市においては、現在、下記の保育士確保事業を実施しております。

・保育士等の家賃負担軽減を図る「保育士宿舎借り上げ支援事業」
・保育士等の奨学金返済を支援する「保育士奨学金返済支援事業」
・１、３、５年目の保育士等に経済支援する「保育士就職応援一時金事業」

このほか、保育士試験による資格取得支援、保育士の保育所入所加点、保育士就職フェア、リクルートバスツアーなどを実施しております。

今後は、ふるさと納税の活用の検討や、より効果的な保育士確保事業の実施に向け、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。

以上が本市の考え方となります。どうぞよろしくお願いいたします。引き続き市勢の発展にご協力いただけますと幸いです。

保育幼稚園支援課

子育て

2024年08月20日

2024年11月22日

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