にしのみや
市民の声の公開
給食費と市立中学・高校設備について
管理番号:77021080 公開:2025年04月23日
市民の声
西宮市の給食費が上がると、新聞で見ました。他府県が無償へと動き出しているのに、なぜ西宮市は負担を強いるのでしょうか。
西宮市立の中学高校の状態も悪いですね。
来年●●中学校へ進学ですが、校舎・トイレ設備などが、想像以上に劣悪です。
西宮市立西宮東高校へ、子供が英検の受験に行きましたが、設備の古さに驚きました。
努力して入学した学校が、これで良いのですか。大阪の私立学校に人材取られますよ。
庁舎にお金をかけるのもほどほどにして、文教地区を謳うなら、公立学校に予算をかけて下さい。
市の考え方
この度は「市民の声(市長への手紙)」に貴重なお声を寄せていただき誠にありがとうございました。いただきました「市民の声」について、本市としての考え方を下記の通り回答いたします。

 まずは、給食費について回答します。
 本市では、保護者の皆様に食材購入に係る経費をご負担いただくことで、学校給食を運営しており、保護者負担を無償化するためには、その分の財源を市税等による収入(一般財源)から捻出する必要があります。
 他方、本市では、18歳未満のこども医療費助成制度の拡大や保育所の待機児童の対策などを含め、総合的に子育て世帯への支援を実施しています。加えて、「西宮市財政構造改善基本方針」に沿って、事業の見直し等を行っていることを踏まえますと、現在の本市の財政状況で新たな財源を捻出することは難しく、給食費無償化には国や県からの財政支援が不可欠です。
 今般の物価上昇を受けて献立内容の工夫を重ねてきましたが、令和2年度以降は収支赤字が続いており、既に現在の給食費では給食の質の維持が困難な状況になっています。給食費増額により保護者の皆様には更なるご負担をおかけすることになりますが、安定的な学校給食の運営のため、ご理解ご協力をお願いします。
 次に学校施設について回答します。
 本市の学校施設につきましては、施設全体の70%が築30年以上、このうち築50年以上が全体の26%を占めており、教育委員会といたしましても、施設の老朽化対策や環境改善が急務であると認識しております。
 しかしながら、施設の改築や改修には多額の予算を必要とするため、本市では平成31年2月に「西宮市学校施設長寿命化計画」を策定(改定版を本年3月下旬頃に公表予定)し、本計画に基づき施設整備を進めております。学校の安全性を確保した上で、予算の平準化やトータルコストの縮減に努めながら、良好な教育環境の整備に取り組んでまいります。
 ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。

以上が本市の考え方となります。どうぞよろしくお願いいたします。引き続き市勢の発展にご協力いただけますと幸いです。
担当部署
学校給食課、学校管理課
記事カテゴリ
教育
受付日
2025年02月18日
公開日
2025年04月23日
注意事項
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また、掲載にあたっては内容を要約しています。